ポイント6:作品の魅力を伝えるポイント(2)

2.作品の大きさ、質感、色

家具を買ったときなどに、単体で見るとそうでもないのに実際に部屋に置くと大きすぎて困った経験はありませんか?
『ポイント2』でも説明しましたが、作品を紹介するときに意外に見落としがちなのが、大きさがわかるような配慮です。

バッグであれば大判の女性誌を中に入れて撮影したり、食器であれば大きさの決まっている食材(プチトマトや卵など)を盛りつけたりすれば、活用シーンの中で自然に大きさがわかります。モデル撮影も効果的です。
また、作品を撮るとき、CDや文庫本など、誰もが大きさを知っているものと一緒に撮ると、サイズが把握しやすくなります。

質感が重視される作品は、部分的に拡大した写真を掲載します。特に、洋服などの生地は、全体写真ではわからないので、部分写真は重要です。

サイズがわかりやすいように、お皿の上に フロッピーケースを載せています。 こういう微妙な色合いは、ディスプレイによってまったく違う色に見えることがあります。


作品の色は、パソコンではうまく伝わらない場合があります。自分では実物に近い色を表現したつもりでも、見る人のパソコンのディスプレイによっては違った色に見えるからです。特に作品が微妙な色合いなら、写真だけに頼らず、「黒に近いグレー」「少しオレンジ色がかったベージュ」といった説明で補足します。

3.作品の機能性

作品を使おうと思っている人にとって、作品の見栄え以上に気になるのは、作品の機能性です。たとえば、バッグを買う場合、内側のポケットや裏地を必ずチェックします。お茶碗の高台、洋服の裏地なども、実際の使用感を左右する重要なポイントです。普段は見えない部分ですが、あえて見せることで作品に対する信頼感を得ることができます。

 

さらに、通常の使い方とは少し違う応用例をアピールすることもできます。「和食器だけど、意外とデザートを盛りつけると合います」、「お譲りした中には、こんな風な使い方をしている人がいます」という場面を撮ると、面白い写真になるでしょう。
また、「うちの家族はこんな風に使っています」などと、関係者を登場させるのもいいですね。作者の顔が見えてきて、親近感が増すでしょう。

 

『ポイント5』にでてきたお皿の応用例。シンプルなお皿なので、受け皿として他の食器と合わせられます。

4.パッケージや付加価値

お客様にとって大事なのは、作品だけではありません。お気に入りの作品をプレゼントしたいという人もいるでしょう。プレゼント用の包装やパッケージに魅力があれば、それを写してアピールするのもアイデアです。

さらに、作家の銘が刻まれていればそれを写すなど、作品以外にも見せたい部分があれば撮影しておきましょう。

 

余分に撮影して、ときどき差し替えよう

写真撮影のときには、掲載する枚数だけでなく、余分に2,3枚撮っておいて、ときどき写真を差し替えると効果的です。作品に興味を持った人は、同じページに何度か戻って来る傾向があります。同じ作品でも写真が変わっていると、作品の新たな特長を紹介できますね。

 

まとめ

ポイント1:ライティング(照明)を工夫しよう!

・充分な光を当てる
・カメラのフラッシュには頼らない
・電気スタンドを利用しよう
・光を反射させる(レフ板の利用)
・光を拡散させる(トレーシングペーパーや布の利用)

ポイント2:作品の見せ方を工夫しよう!

・作品の背景をすっきりさせる
・作品質感に応じた素材と組み合わせる
・作品を背景から浮かせる
・作品の大きさがわかる写真

ポイント3:これで仕上がりグレードアップ!

・三脚を使おう
・撮影するときの服装
・作品を固定する

ポイント4:撮影シチュエーションを工夫しよう!

・商品カタログや雑誌の写真を参考にする
・作品を使う人の立場にたつ
・作品の活用シーンを撮る
・作品単体の写真も必要

ポイント5:複数の写真を活用する

・メイン画像には最も魅力的な写真を
・何を伝えたいのか意識して

ポイント6:作品の魅力を伝えるポイント

・できるだけ多くの情報を伝える
    1.作品の理想的な使用例
    2.作品の大きさ、質感、色
    3.作品の機能性
    4.パッケージや付加価値