ポイント6:作品の魅力を伝えるポイント(1)

できるだけ多くの情報を伝える

ネットサーフィンする人のほとんどは、カタログをパラパラめくるように、写真だけさっと見てページ内容を判断しています。そのため、さっと見た段階で、しっかりと作品の魅力を伝える必要があります。あまりに写真点数が多すぎると、それだけで見てくれなくなることもありますので、少ない写真で、できるだけ多くの情報を伝えられるよう、撮影前に作品の何をどう撮るかをしっかり計画しましょう。

以下に挙げた項目は、作品の魅力を写真で伝える場合に盛り込みたいポイントです。

   1.作品の理想的な使用例
   2.作品の大きさ、質感、色
   3.作品の機能性
   4.付加価値(パッケージや付属物など)


では、各項目を簡単に説明していきましょう。

 

1.作品の理想的な使用例

見た人が「ああ、ビールを飲むときにこういうグラスで飲んでみたい」、「スカーフをこういうふうにコーディネートするとステキ」などと、作品を使用するときの理想的な状況をイメージできる写真には説得力があります。

作品に合わせると引き立つもの、季節感、場所など、最適な環境を選びましょう。花瓶なら、どのような花を活けると良いか、どこに置けばよいのか、花台にのせたほうがよいかどうか、と考えます。

[モデル撮影]
衣服や装飾品なら、モデル撮影が考えられます。ただし、作品に合わせる洋服、髪型、モデルの年齢など、作品に最適な設定でなければ逆効果になる可能性もあります。充分に作品を引き立てられる状況が用意できない場合は、モデル撮影にこだわらず、トルソーやジュエリースタンドを使いましょう。 ハンガーなど、一般家庭にあるものを利用しても、工夫しだいで良い写真を撮ることはできます。

この写真は、プロカメラマンの撮影によるもの。 モデルの手が美しいのでジュエリーが映えます。
撮影風景。体が写らないようにするため、モデルは不自然な態勢に。長時間かかる場合は、モデルには腰掛けてもらったり、身体を三脚で支えたりします。

[食べ物を使う撮影]
食べ物を使って撮影するときも、あくまでも主役は作品です。料理本のようにならないよう気をつけましょう。ただし、おいしそうに見せる工夫は必要です。たとえば、冷たい飲み物ならグラスに水滴、熱い飲み物なら湯気、炭酸なら泡といった具合です。

食べ物には「みずみずしさ」が大切ですが、撮影用に強い光をあてていると、料理の水分はすぐに蒸発してしまって表面が乾き始めるので、霧吹きやハケなどを用意して水気を足していくことが撮影のコツです。 霧吹きは、生花にもよく使われます。